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指宿橋牟礼川遺跡

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指宿橋牟礼川遺跡


地元の中学生が見つけた土器のかけらがきかっけとなり,大正8(1918)年から翌年に,浜田耕作・長谷部言人らによって発掘調査が行われました。その結果火山灰の層の上から弥生土器,下から縄文土器が出土し,2つの土器に時代差があることが日本で初めてわかったという,考古学史上,大変重要な遺跡です。また,古墳時代のものとして,竪穴住居跡150基,古道,鍛冶(かじ)遺構,勾玉(まがたま),イノシシやシカの骨などが出土しています。平安時代のものとしては,掘立柱建物,畠,古道,貝塚,土師器,須恵器,帯金具,墨(ぼく)書土器,転用硯(すずり)などが出土しており,この地に官衙(が)が存在したことを示唆しています。

指定年月日

大正13年12月9日指定
平成8年3月28日,平成12年9月6日追加指定

所在地

南薩エリア

指宿市

十二町2316−2

関連サイト

指宿まるごと博物館

関連ページ

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