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上野原遺跡
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上野原遺跡
霧島市の上野原遺跡は標高260mの台地上に位置する遺跡です。平成7(1995)年,8(1996)年の調査では,縄文時代早期前葉(1万年以上前)の土器や石器のほか,たくさんの竪穴住居跡が発見されました。竪穴住居の周辺からは石蒸し料理などの調理を行ったとされる集石遺構や燻製(くんせい)をするための施設が見つかり,人々が一か所に長く住んでいた日本最古級の集落であることもわかりました。南九州における定住化初期の様相を典型的に表す大集落であり,日本列島の縄文時代開始期の遺跡として重要な遺跡の一つです。また平成3(1991)年,6(1994)年の調査では,縄文時代早期後葉(8000年ほど前)の壺(つぼ)を含む土器類,石器類とともに土偶(ぐう)や耳かざりなど多様な遺物が環状に出土し,当時の祭りの場所と想定されています。
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