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清水磨崖仏
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清水磨崖仏
南九州市川辺町の清水岩屋公園にある清水磨崖仏は,高さ約20メートル,幅約400メートルの岩壁に五輪塔や宝篋印塔(ほうきょういんとう),板碑などが刻まれたり,彫られたりしたものです。中でもほぼ中央にある高さ10mもある大五輪塔には,その左右に2000字に及ぶ墨(ぼく)書の梵(ぼん)字を残しています。またその右の方やや離れて刻まれている月輪大梵字や,その前面下部の梵字板碑は,本磨崖仏中でも古いものであると考えられています。約200基ある本県屈指(くっし)の大規模な磨崖仏群は,平安時代から明治時代にかけて長期にわたりつくられたもので,当時の信仰を知る上で貴重なものです。