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加世堂古墳
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加世堂古墳
長島町の東海岸,黒之瀬戸を南東に望む標高25mの小丘陵(きゅうりょう)に位置する加世堂古墳は,7世紀の初めにつくられた横穴式石室をもつ帆立貝状の前方後円墳です。墳丘は8m前後で安山岩礫(れき)で積み上げてつくられています。石室は奥行きが2.5m,幅は1.5mで,盗掘により副葬(ふくそう)品がほとんど失われていましたが,須恵器(すえき)片,鉄鏃(てつぞく),鉄刀の一部が見つかっています。県指定史跡である阿久根市の脇本古墳とともに,九州西海岸における横穴式石室をもつ古墳の南限に位置しています。