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金山水車(轟製錬所)跡
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金山水車(轟製錬所)跡
金山水車(轟製錬所)跡は,明治末期から昭和初期にかけて稼(か)働した製錬所跡です。南西に直線距離で約8kmのところにある赤石鉱山などから,荷馬車で運ばれた鉱石から金・銀を水車の力を使って製錬していました。岩盤を手掘りで数メートルの深さまで掘削(くっさく)した水車坑や排水溝は当時の技術の高さを示しています。石材加工や水車動力など古来からの伝統技術を工夫・活用したこれらの施設群は,貴重な近代産業遺産です。なお南九州では,江戸時代から製鉄や骨粉製造等に水車を利用しており,豊玉姫神社などで行われる「水車からくり」にその技術が伝わっています。