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タモトユリ
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タモトユリ
タモトユリは十島村口之島の崖（がけ）に自生する固有種です。高さは６０～７０ｃｍで，６～７月にかけて白色で上品な香りがする花を咲かせます。「香ユリ」とも呼ばれ人気があったため，一時は絶滅（ぜつめつ）のおそれがありましたが，現在は地元の人々による保護活動が行われています。タモトユリの名前は，自生地が崖でたとえ手に入れても袂（たもと）にいれないと持ち帰れないから名付けられたという説と，自生地が「袂ヶ浦」（地名）に近いので名付けられたという説があります。
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