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旧島津氏玉里邸庭園
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旧島津氏玉里邸庭園
島津斉興が天保6(1835)年につくった庭園で,「上御庭(うえおにわ)」と「下御庭(したおにわ)」にわかれます。「上御庭」は部屋から鑑賞(かんしょう)できるように,「下御庭」は周辺を歩きながら鑑賞できるようにつくられています。地域独特の風土的特色を示している南九州を代表する江戸時代末期の大名庭園です。なお玉里邸にあった建築物は,明治10(1877)年の西南戦争で焼失しましたが,斉興の五男である島津久光が明治12(1879)年頃に再築しました。その後,昭和20(1945)年太平洋戦争によって茶室,長屋門,黒門を残して建造物は焼失しています。