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大隅正八幡宮境内及び社家跡
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大隅正八幡宮境内及び社家跡
「延喜式」に見える薩摩,大隅,日向の中で唯一の大社である鹿児嶋神社(現在の鹿児島神宮)と,それを中心に成立・発展した「宮内」という宗教都市の中心をなす弥勒院跡(現在の宮内小学校)と四社家の館跡からなる遺跡です。鹿児島神宮は,中世には大隅正八幡宮と呼ばれ,大隅国の一宮として保護され,町とともに発展してきました。境内や弥勒院跡,社家の館跡で行われた発掘調査で,国内外の土器や陶器がたくさん出土したこと,また石清水八幡宮に残る文書などから,この遺跡が京都や東南アジアなどとの文化交流の拠(きょ)点であったことが確認できます。中世における地域間交流,都市の形成事情や過程を知る上で重要な遺跡です。