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高山町本町の八月踊

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高山町本町の八月踊


大隅地方では肝属川周辺の集落で八月踊が踊られています。高山町本町の八月踊は,旧暦の8月18日に行われ,夕方は青年男性だけで鉦(かね)や太鼓を鳴らし,輪になって踊る水神に感謝する水神祭,夜は収穫を祝う八月踊を踊ります。夜行われる八月踊では,本町の道路中央に大きな櫓(やぐら)が組まれます。その上に唄い手,三味線,胡弓の楽人が乗って歌い始め,それを囲んで道路いっぱいに踊りの輪をつくります。男性は紋付羽織に藺笠(いがさ),女性は鳥追い笠にオコソ頭巾(ずきん)姿が多く,近世歌謡にあわせて踊りますが,全体に手振りが美しい優雅(が)な踊りです。

指定年月日

昭和37年10月24日指定

所在地

大隅エリア

肝付町

新富

関連サイト

肝付町・文化財

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