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薩摩硫黄島のメンドン
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薩摩硫黄島のメンドン
薩摩硫黄島のメンドンは,種子島・屋久島地方における来訪神行事の典型とされています。旧暦の8月1日,2日に,熊野神社前の広場で若者たちが輪になって太鼓踊りを演じていると,突如(とつじょ),拝殿奥から1体のメンドンが走り込んできて,踊り手の周囲を3周し,去っていきます。これが終わると,次々とメンドンたちが走ってきては,踊りの邪魔(じゃま)や,飲食に興じる観客たちの中に分け入るなど,悪戯(いたずら)を始めます。手には枝葉を携(たずさ)えており,これでしきりに叩(たた)きますが,叩かれると魔が祓(はら)われてよいといわれています。我が国の来訪神行事を理解する上で重要な文化財です。
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