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東市来町養母の田の神
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東市来町養母の田の神
この田の神は,像の高さが92cmで,明和6(1769)につくられています。灰白質の凝灰岩(ぎょうかいがん)で,顔の部分は風化してややつぶれていますが,まゆのつりあがった厳しい表情であごひげがあります。そでが地に着くほどの長衣をつけ,両手で胸の前に笏(しゃく:神主が持つ細長い板状のもの)を立ててもつ直立神像型の田の神です。はかまの背の部分と外側に文字があり,庚申供養(こうしんくよう)のために,庚申講の人たちでたてられたことがわかります。このような直立神像型の田の神は日置地区を中心に14体ほどありますが,その代表的なものです。
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