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天吹
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天吹
天吹はホテイチク(コサン竹)を利用してつくる三節の縦笛です。形は尺八に似ていますが,音は尺八より高く,小鳥がさえずるような音色です。いつごろできたかはよくわかっていませんが,島津忠良の時代(16世紀ごろ)には存在していたようです。江戸時代には郷中教育の一環として,薩摩琵琶(びわ)とともに武士の間で伝承されてきました。明治時代に勉学のさまたげになるとして禁止され衰退(すいたい)しますが,復活し,昭和56(1981)年には天吹同好会が結成されました。現在では鹿児島だけに伝承されている貴重なもので,「シラベ」,「ツクネ」,「テンノシヤマ」など7曲が伝承されています。
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