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妙音十二楽
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妙音十二楽
伊作(現在の日置市吹上町)常楽院の創立者である宝山検校が伝えたという宗教音楽です。10月12日の秋の法会(ほうえ)のときに常楽院本堂に各地の僧侶が集まって演奏します。はじめに前楽と回向神楽が奏せられ,その後全員で錫杖経,般若心経(はんにゃしんぎょう)などを読誦(どくしょう:声に出して読む)します。次に導師が堅牢地神をたたえる表白を読誦して,地神供秘法を修しますが,その間「松風」,「村雨」,「杉登」など12曲が琵琶,太鼓,笛,手拍子など8種の楽器によって合奏されます。また同時に釈文が読誦されます。昔から寺院で演奏されてきた宗教音楽の流れをくむ特色のある芸能です。