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文禄三年島津氏分国太閤検地尺石田三成署判一枚

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文禄三年島津氏分国太閤検地尺石田三成署判一枚


文禄3(1594)年から翌4年にかけて行われた太閤検地で使用された基準尺です。太閤検地とは豊臣秀吉が全国で行った検地で,近世の石高制の基礎となったものです。縦45.5cm,横6.0cm,厚さ0.4cmの柾目檜板(まさめひのきいた)で,表側には1尺の長さに目盛り線が引かれており,その目盛線の中央には「×」が付され,検地奉行石田三成の自署「石田治少(花押)」がそえられています。また裏面には墨(ぼく)書で太閤検地の基準が明記されており,この墨書も筆跡から三成の自筆と認められます。現存する唯一の太閤検地の基準尺で,貴重な資料です。

指定年月日

昭和55年6月6日指定

所在地

鹿児島エリア

鹿児島市

吉野町9698-1 尚古集成館

関連サイト

鹿児島市の文化財ー六訂版ー

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