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宋版大般若経
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宋版大般若経
志布志市の大慈寺の歴史は古く,室町時代から500年余りの間南九州第一の臨済宗の寺院として栄えました。この大般若経は,中国の宋時代の大般若経の一部です。室町時代,大慈寺二世の剛中玄柔が島津氏久の協力を得て,宋に10人の僧を送り,3年の月日をかけて持ち帰らせ,1組は京都の東福寺に寄贈し,1組を大慈寺に残しました。現在は「巻第四百八十九 剱」の一巻のみが保存されています。表には「大般若経 四百八十九 剱」と記され,奥書には「紹興壬午五月」(1162年)の年号が見られます。なお東福寺に寄せられた1組は現在も残っています。
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