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松梅蒔絵櫛笥附属品竝目録共 一合
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松梅蒔絵櫛笥附属品竝目録共 一合
指宿市の枚聞神社の宝物庫には，神社にゆかりの深いたくさんの宝物があります。その中で室町時代の高貴な女性に使われたとされるこの化粧箱は，箱の表面に漆（うるし）を塗（ぬ）り金粉をふりかけて，松，梅，鶴，亀などを描いた蒔絵がほどこされており，「竜宮の玉手箱」とよばれています。箱の中には，円形の手鏡が大小２個，櫛（くし）が３個，その他いろいろな化粧道具が入っています。箱にそえられた紙に「大永三年」とあることから，大永３（１５２３）年より前につくられたものであることがわかります。
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