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泉家住宅 おもて とぉごら くら

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泉家住宅 おもて とぉごら くら


奄美市笠利町の宇宿集落にある泉家住宅は,明治時代の初めに建てられた古い別棟型民家です。「おもて」とは座敷(ざしき)がある棟のことで,寄棟造・トタン葺(ぶき)で,トコをもつ八畳(じょう)の座敷とそれを囲む3つの小さな部屋があります。「とぉごら」とは台所がある棟のことで,入母屋造(いりもやづくり)・トタン葺で,2部屋あります。また敷地内には4本の円柱を持つ「くら」(高倉)や、サンゴの切石が積まれた井戸が残され,屋敷周囲には防風林が植えられた土塁(るい)がめぐらされています。奄美地方で明治時代に建てられ、現在も残る数少ない民家の一つで,「おもて」と「とぉごら」の両棟が高倉とともに残っている貴重なものです。

指定年月日

平成6年7月12日指定

所在地

大島エリア

奄美市

笠利町大字宇宿158

関連サイト

奄美市・文化財

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