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甑島長目の浜及び潟湖群の植物群落
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甑島長目の浜及び潟湖群の植物群落
上甑島北部の長目の浜は,長さ4km,幅40~100mの砂州(さす)が発達してできた浜です。この砂州によって海鼠(なまこ)池,貝池,鍬崎(くわざき)池がつくられています。砂州上では季節風の影響を受け,北西部から風衝(ふうしょう)草原,風衝低木林,低木林と変化しています。また砂州上に堆積している砂礫(れき)の大きさが北側から南東に向かって小さくなることや,3つの潟湖(せきこ)群のそれぞれ塩分の濃度(のうど)がちがうことなどから,植生もそれに対応して変化しています。砂州上に発達した植物群落は全国的にも少なく,性質の異なる三つの潟湖群とともに貴重です。