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武将像(伝島津忠久画像) 一幅
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武将像(伝島津忠久画像) 一幅
尚古集成館にある武将像は,長く京都の高山寺にあった大和絵の肖像画で,描かれているのは島津家の初代である忠久と伝えられています。大きさは縦が87.4cm,横が26.8cmで,制作年代は鎌倉時代末から室町時代初期と考えられています。狩衣(かりぎぬ)を着用した武士の頭上には旭日が描かれ,右上には「高山寺」の朱文方印が押されています。烏帽子(えぼし)などに補筆が認められるものの,大和絵の持つ優雅(が)さと,鎌倉時代に流行した写実的表現がよく残された作品です。
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